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お金を借りる時に知っておきたい!審査が比較的緩い正規金融サービス

お金を借りる時に知っておきたい!審査が比較的緩い正規金融サービス

急にお金が必要になったとき、「審査なし」や「審査甘い」などのキーワードで検索する方も多いのではないでしょうか。しかし、実際には「審査が完全になし」という合法的な金融サービスは存在しません。そこで本記事では、比較的審査のハードルが低い正規の金融サービスや、緊急時の資金調達方法について紹介します。

結論:「審査なし」の融資は存在しない

まず最初に明確にしておきたいのは、完全に審査がない融資は、合法的には存在しないということです。貸金業法により、すべての貸金業者は利用者の返済能力を調査する義務があります。「審査なし」と謳う業者は違法業者である可能性が高く、法外な金利や違法な取立てなどのリスクがあります。

審査が比較的緩い正規の金融サービス

とはいえ、審査基準には厳しいものから比較的緩いものまで様々です。ここでは、比較的審査のハードルが低い正規の金融サービスを紹介します。

1. 少額融資に特化したカードローン

少額(数万円程度)の融資に限定したカードローンは、比較的審査が通りやすい傾向があります。

  • アコム「はじめてのお借入れ」:初回限定で最大10万円まで借入可能。Web申込みから最短30分で融資実行。
  • プロミス「はじめてのお借入れ」:初回限定で最大10万円まで借入可能。スマホアプリでの申込みも可能。
  • SMBCモビット:最低1万円から借入可能。職場への電話連絡なしのWEB完結申込みが選択できる。

これらのサービスは、初回の少額融資に特化することで、審査のハードルを比較的低く設定している場合があります。ただし、いずれも収入証明が必要なケースがあります。

2. 銀行系カードローン(限度額を低く設定)

銀行系カードローンは消費者金融と比べて金利が低めですが、審査は厳しい傾向にあります。ただし、限度額を低く設定することで審査に通りやすくなる場合があります。

  • 三菱UFJ銀行カードローン:限度額10万円からの設定が可能。金利は年4.475%~14.600%。
  • みずほ銀行カードローン:限度額10万円からの設定が可能。金利は年2.0%~14.0%。
  • 楽天銀行スーパーローン:限度額10万円からの設定が可能。金利は年1.9%~14.5%。

申し込み時に希望限度額を低めに設定することで、審査に通る可能性が高まることがあります。

3. 信用金庫・JAバンクの小口融資

地域密着型の金融機関である信用金庫やJAバンクでは、組合員や地域住民向けに小口の融資を行っています。大手銀行と比較して柔軟な対応が期待できることがあります。

  • 各地域の信用金庫:地域や取引状況によって条件は異なりますが、比較的少額からの融資に対応。
  • JAバンクの小口ローン:組合員であれば少額からの融資が可能な場合がある。

これらは地域密着型のサービスなので、直接窓口で相談するのが良いでしょう。

4. クレジットカードのキャッシング機能

すでにクレジットカードを持っている場合、そのキャッシング機能を利用することで、追加の審査なしで現金を借りることができる場合があります。

  • JCBカードのキャッシングサービス:JCBカード保有者は、カード発行時に設定されたキャッシング枠内で借入が可能。
  • 三井住友カードのキャッシングサービス:VISAカード保有者は、カード発行時に設定されたキャッシング枠内で借入が可能。
  • 楽天カードキャッシング:楽天カード保有者は、事前に設定されたキャッシング枠内で借入が可能。

ただし、キャッシング機能を利用するには、クレジットカード発行時にキャッシング枠の設定が必要です。また、金利は消費者金融並みに高めなので注意が必要です。

緊急時の資金調達方法(審査が必要ないもの)

審査が不要な合法的な資金調達方法としては、以下のようなものがあります。

1. 自治体の緊急小口資金

各自治体の社会福祉協議会では、緊急時の少額融資「緊急小口資金貸付」を行っています。原則として無利子で、最大で20万円程度の融資を受けられる場合があります。

対象は主に以下のような場合です:

  • 緊急かつ一時的に生計の維持が困難になった場合
  • 災害を受けた場合
  • 医療費や教育費などの臨時の出費がある場合

申し込みは、お住まいの地域の社会福祉協議会で行います。

2. 会社の給与前払いサービス

最近では、働いた分の給与を前払いで受け取れるサービスを導入している企業も増えています。

  • 給与即日払いサービス「PayMe」:導入企業で働く従業員は、働いた分の給与を即日受け取ることができる。
  • 給与前払いサービス「Payme」:導入企業の従業員は、月の途中でも働いた分の給与を受け取ることができる。

これらのサービスは、勤務先が導入している必要があります。

3. 質屋・リサイクルショップの活用

手持ちの品物を担保にお金を借りる、または売却する方法もあります。

  • 質屋:貴金属、ブランド品、電化製品などを担保に融資を受けられる。
  • リサイクルショップ:不要な品物を売却して現金化できる。

質屋の場合は、期限内に返済すれば品物を取り戻せますが、期限を過ぎると品物の所有権が質屋に移ります。

4. 家族や友人からの借り入れ

最も身近な選択肢として、家族や信頼できる友人からの借り入れがあります。この場合、きちんと返済計画を立て、可能であれば借用書を作成するなど、関係性を損なわないよう配慮することが大切です。

「審査なし」と謳う危険な貸金業者の見分け方

最後に、「審査なし」「ブラックOK」などと謳う危険な貸金業者の見分け方をご紹介します。以下のような特徴がある場合は、違法な貸金業者である可能性が高いため、絶対に利用しないでください。

  • 貸金業登録番号が記載されていない、または確認できない
  • 法外な金利(年20%超)を設定している
  • 「誰でも借りられる」「審査なし」と謳っている
  • 個人間融資を装っている
  • 契約書を渡さない、または内容が不明確
  • 連絡先が携帯電話のみ

違法な貸金業者からお金を借りると、法外な金利を請求されたり、違法な取立てを受けたりするリスクがあります。一時的に資金繰りが改善しても、長期的には大きな問題を抱える可能性が高いです。

まとめ:お金を借りる際は正規の金融機関を利用しよう

「審査なし」の融資は実質的に存在せず、そのように謳う業者は違法業者である可能性が高いです。お金を借りる必要がある場合は、ここで紹介したような正規の金融サービスを利用しましょう。

また、根本的な解決のためには、家計の見直しや収入増加の方法を検討することも重要です。一時的な借り入れが恒常的になると、返済負担が重くなり、さらなる借り入れが必要になるという悪循環に陥る可能性があります。

困ったときは一人で抱え込まず、各自治体の相談窓口や法テラスなどの無料相談サービスも活用してください。適切なアドバイスを受けることで、状況を改善するための第一歩を踏み出せます。


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