JCBカードの家族カードは、家族間でクレジットカードを共有しながらポイントを効率的に貯められる賢い選択肢です。本記事では、JCBカードの家族カードの特徴やメリット、申し込み方法などを徹底解説します。家族カードの年会費や還元率の違い、さらには家族会員特典まで、知っておくべき情報をすべてカバーしています。
目次
JCBの家族カードとは
JCBの家族カードは、本会員(基本カード所有者)が申し込むことで、配偶者や子ども、両親などの家族がサブカードとして持てるカードです。家族カードは本会員と同じデザインで、本会員と利用枠を共有しますが、カード番号や有効期限は別になります。
家族カードの最大のポイントは、家族全員の利用金額に対するポイントが本会員に集約されることです。これにより、ポイントの効率的な獲得が可能になります。また、家族の支出管理も一元化できるため、家計管理がしやすくなるというメリットもあります。
ポイント:JCBの家族カードは最大5名まで発行可能です。つまり、本会員を含めると最大6名で1つの家族アカウントを共有できます。
JCB家族カードのメリット
1. ポイント共有のメリット
JCB家族カードの最大のメリットは、家族全員の利用分のポイントが本会員に集約されることです。例えば、本会員が月に5万円、家族会員が合計15万円を利用した場合、合計20万円分のポイントが本会員のアカウントに貯まります。
JCBカードは通常、1,000円の利用につき1ポイント(還元率0.5%~1.0%)が貯まるため、ポイントを集約することで効率よく特典と交換できるようになります。家族全員のポイントが分散せず、一箇所に貯まるため、高額な商品との交換や、より価値の高い特典との交換が早く実現できます。
2. 年会費の節約
JCBの家族カードは、多くの場合、本会員より安い年会費で利用できます。一般カードの家族会員なら年会費無料のケースも多く、家族全員が別々にカードを作るよりも大幅なコスト削減になります。
例えば、JCBゴールドカードの本会員は年会費11,000円(税込)ですが、家族会員は1名につき1,100円(税込)と大幅に安くなっています。家族全員がゴールドカードの特典を享受するなら、家族カードを選ぶことでかなりのコスト削減になるでしょう。
3. 家族の利用状況の把握
本会員は、家族会員を含めた利用明細をまとめて確認できます。これにより、家計の管理がしやすくなり、家族全体の支出を一元的に把握することができます。MyJCBオンラインサービスでは、家族カードの利用状況もリアルタイムで確認可能です。
また、家族会員ごとに利用限度額を設定することも可能なため、子どもの浪費防止や、使いすぎの防止にも役立ちます。

JCB家族カード比較
JCBには複数の種類のクレジットカードがあり、それぞれ家族カードの条件も異なります。主要なJCBカードの家族カード情報を比較してみましょう。
カード名 | 本会員年会費 | 家族会員年会費 | 家族会員上限 | ポイント還元率 |
---|---|---|---|---|
JCB一般カード | 1,375円(税込) | 無料 | 5名 | 0.5% |
JCBゴールド | 11,000円(税込) | 1,100円(税込) | 5名 | 0.5% |
JCBカードW | 無料 | 無料 | 5名 | 1.0% |
JCBプラチナ | 27,500円(税込) | 3,300円(税込) | 5名 | 0.5% |
特に注目すべきは、JCBカードWの家族カードです。本会員、家族会員ともに年会費無料でありながら、ポイント還元率は1.0%と高還元率を実現しています。家計の支出をポイントで効率的に回収したい家族におすすめです。
注意点:年会費や条件は変更される場合があります。最新情報は必ずJCB公式サイトでご確認ください。
JCBゴールドカードの家族会員特典
JCBゴールドカードの家族会員には、本会員と同様の特典の多くが適用されます。以下が主な特典です:
- 空港ラウンジサービス:家族会員も国内主要空港のラウンジを無料で利用可能
- ショッピング保険:最高100万円のショッピング保険が付帯
- 旅行傷害保険:海外旅行保険が自動付帯(家族会員の利用分も対象)
- JCBゴールドデスク:旅行やレストラン予約などのコンシェルジュサービスを利用可能
- グルメやトラベルの優待:「JCBゴールド優待」の対象店舗での割引や特典
ただし、一部特典は本会員のみに限定されている場合があります。例えば、誕生月プレゼントなどは本会員のみの特典となることがありますので、詳細はJCB公式サイトでご確認ください。
申込方法と必要書類
JCB家族カードの申し込み方法は以下の通りです:
オンラインでの申し込み
- MyJCBにログインする
- 「カード情報照会」から該当するカードを選択
- 「家族カード」または「追加カード」のメニューを選択
- 必要事項を入力し、申し込みを完了させる
電話での申し込み
JCBインフォメーションセンターに電話して申し込むこともできます。オペレーターが案内してくれます。
必要書類
家族カードの申し込みには、以下の書類が必要です:
- 家族会員の本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)
- 本会員との関係を証明する書類(同じ住所の場合は不要な場合もあり)
- 家族会員の申込書(オンライン申し込みの場合は不要)
ポイント:申し込みから発行までは通常、2週間〜1ヶ月程度かかります。お急ぎの場合は、電話での問い合わせをおすすめします。

利用限度額の設定と管理
JCBの家族カードでは、家族会員ごとに利用限度額を設定することができます。これにより、例えば子どもには月5万円まで、配偶者には無制限、といった具合に柔軟な管理が可能です。
利用限度額の設定方法
- MyJCBから設定:オンラインサービス「MyJCB」にログインし、「カード情報照会」から設定変更可能
- 電話での設定:JCBインフォメーションセンターに連絡して変更依頼
限度額は「月間利用限度額」と「1回あたりの利用限度額」の両方を設定できるカードもあります。子どもの浪費を防ぐためには、1回あたりの利用限度額を低めに設定するとよいでしょう。
利用明細の確認方法
家族カードの利用明細は本会員のものとまとめて表示されますが、カードごとに利用内容を確認することも可能です。
- オンラインでの確認:MyJCBにログインし、「利用明細照会」から確認可能
- 紙の明細書:紙の明細書を希望する場合も、家族会員の利用分は本会員の明細書にまとめて記載される
家族カード管理のポイント
- 定期的に利用明細を確認し、不審な利用がないかチェック
- 家族会員とも支出方針を共有し、計画的な利用を心がける
- 子どもに家族カードを持たせる場合は、カードの使い方や責任について事前に教育を
- 家族会員がカードを紛失した場合も、本会員から速やかに連絡する
よくある質問
Q. 家族カードの申し込み資格はどうなっていますか?
A. JCBの家族カードは、本会員と生計を共にする配偶者・親・子(高校生を除く18歳以上)・兄弟姉妹・祖父母などが申し込み可能です。同居していない家族でも申し込める場合がありますが、本会員との関係を証明する書類が必要になることがあります。
Q. 家族カードの支払いはどうなりますか?
A. 家族カードの利用代金は、本会員のカード利用分と合算して、本会員の登録口座から引き落とされます。家族会員に別々の引き落とし口座を設定することはできません。
Q. 家族カードのデザインは本会員と同じですか?
A. 基本的に家族カードは本会員と同じデザインです。ただし、カード番号や有効期限は異なります。また、カード券面には家族会員の名前が印字されます。
Q. 家族カードの枚数制限はありますか?
A. JCBカードの家族カードは、1つの本会員アカウントにつき最大5枚まで発行可能です。つまり、本会員を含めると最大6人で1つのアカウントを共有できます。
Q. 家族会員もMyJCBを利用できますか?
A. はい、家族会員も独自のIDでMyJCBに登録して利用できます。ただし、閲覧できるのは自分のカードの利用明細のみです。支払い方法の変更や限度額の設定などは本会員しか操作できません。
まとめ:JCB家族カードのメリットを最大限に活用しよう
JCBの家族カードは、ポイントの効率的な集約や年会費の節約、家計管理の一元化など多くのメリットがあります。特に以下のポイントに注目しましょう:
- 年会費無料の家族カード(JCBカードWなど)を選べば、コスト面でも非常にお得
- ポイントを一つのアカウントに集約することで、より早く高額な特典と交換可能
- 家族の利用状況を一括管理できるため、家計の透明性が向上
- 家族会員にも本会員と同等のサービスや特典が受けられる場合が多い
- 家族会員ごとに利用限度額を設定できるため、使いすぎの心配が軽減
ぜひこの記事を参考に、ご家族のライフスタイルに合ったJCB家族カードを選んで、クレジットカードライフをより便利でお得なものにしてください。
※ 本記事の情報は2025年3月31日時点のものです。最新の情報はJCB公式サイトでご確認ください。
※ 掲載している情報は一般的な内容であり、個々のカード会員資格や特典については、お客様のカード会員資格やご契約内容によって異なる場合があります。
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