JCBカードで海外旅行をもっと快適に!知って得する優待特典と活用法
海外旅行を計画するとき、持っていくクレジットカードの選択は重要なポイントです。特にJCBカードは、海外での様々な優待特典やサービスが充実しており、旅行をより快適で安心なものにしてくれます。この記事では、JCBカードを海外旅行で最大限に活用するための特典と活用法をご紹介します。出発前の準備から現地での利用まで、JCBカードでできることを知って、次の海外旅行をより充実させましょう。
JCBカードの海外旅行関連特典を知っておこう
JCBカードには、海外旅行を快適にする様々な特典が用意されています。カードのグレードによって利用できるサービスは異なりますが、主な特典には以下のようなものがあります。
1. 海外旅行保険が自動付帯
JCBカードの多くには、海外旅行保険が自動付帯しています。これは、カードを持っているだけで適用される保険で、旅行中の怪我や病気、携行品の盗難などをカバーします。特にJCBゴールドカード以上のグレードでは、より高額な補償が受けられます。
カード種類 | 傷害死亡・後遺障害 | 疾病治療費用 | 携行品損害 |
---|---|---|---|
JCB一般カード | 最高2,000万円 | 最高100万円 | 最高20万円 |
JCBゴールド | 最高5,000万円 | 最高200万円 | 最高30万円 |
JCBプラチナ | 最高1億円 | 最高300万円 | 最高50万円 |
2. 空港ラウンジサービス
JCBゴールド以上のカード会員は、国内外の空港ラウンジを無料で利用できます。出発前のリラックスした時間や、乗り継ぎ時の待ち時間を快適に過ごせるこのサービスは、長時間のフライトの疲れを軽減するのに役立ちます。
- 国内空港ラウンジ:成田、羽田、関西、中部など主要空港のラウンジが利用可能
- 海外空港ラウンジ:「プライオリティ・パス」加盟の世界1,300以上のラウンジが利用可能(JCBプラチナ会員のみ)
- 利用方法:対象ラウンジの受付でJCBカードを提示するだけ
3. 手荷物宅配サービス優待
JCBカード会員は、国内の主要空港で手荷物の宅配サービスを優待料金で利用できます。重い荷物を持って空港内を移動する必要がなく、身軽に旅行を始められます。
4. 海外アシスタンスサービス
海外で困ったときに頼りになるのが、24時間年中無休で利用できるJCBプラザです。カード紛失時のサポートや、現地の観光情報の提供、レストラン予約の代行など、様々なサービスを日本語で受けられます。
JCBプラザの主な設置場所
- ハワイ(ホノルル)
- 香港
- シンガポール
- 韓国(ソウル)
- タイ(バンコク)
- 台湾(台北)
- パリ、ローマ、マドリッド(JCBプラザラウンジ)
5. 海外専用デスク
JCBカードには「海外緊急サービス」があり、カードの紛失や盗難時の緊急対応、お金がなくなったときの緊急キャッシング、医療アシスタンスなどのサービスを提供しています。海外旅行中のトラブルに24時間対応してくれる安心のサービスです。
海外旅行前に準備しておくべきこと
JCBカードの特典を最大限に活用するためには、旅行前の準備が重要です。以下のポイントをチェックして、安心・快適な旅行を楽しみましょう。
1. 海外旅行保険の補償内容を確認する
自分が持っているJCBカードの海外旅行保険の補償内容を事前に確認しておきましょう。特に以下の点に注意が必要です:
- 自動付帯か利用付帯か(利用付帯の場合は、旅行代金の一部をカードで支払う必要があります)
- 補償期間(多くの場合、最長90日間)
- 家族特約の有無(家族も保険の対象になるかどうか)
- 補償金額(治療費、携行品損害、賠償責任など)
補償内容が不十分だと感じたら、追加の海外旅行保険に加入することも検討しましょう。
2. 利用可能な空港ラウンジを調べておく
JCBゴールド以上のカードをお持ちの方は、利用予定の空港にJCBカードで入れるラウンジがあるか事前に確認しておきましょう。JCBの公式サイトで対象ラウンジの情報を確認できます。また、ラウンジの営業時間や利用条件(同伴者の有無など)も確認しておくと安心です。
3. 海外旅行先でのJCBカード利用可能店舗を確認する
JCBカードは国際ブランドとして世界中で利用できますが、地域によって加盟店の数に差があります。特にアジア地域では利用できる店舗が多いですが、アメリカやヨーロッパの一部地域では利用できない場合もあります。旅行先での利用状況を事前に調べておくと良いでしょう。
JCBの公式サイトでは、国別の加盟店検索やJCBプラザの情報も提供されていますので、活用してみてください。
4. 海外旅行でのカード利用を事前に伝える
不正利用防止のため、急に海外でカードを使うと、カード会社が不審な取引と判断してカードが一時的に利用停止になることがあります。これを防ぐため、旅行前にJCBカスタマーサービスに連絡して、旅行先と期間を伝えておくと安心です。
5. 緊急連絡先を控えておく
海外でカードを紛失したり盗難に遭ったりした場合に備えて、JCBの海外緊急デスクの電話番号を控えておきましょう。スマートフォンに保存するだけでなく、紙に書いて別に保管しておくと、スマートフォンのトラブル時にも安心です。
JCB紛失・盗難受付デスク(海外から)
US/Canada: 1-800-366-1155
UK: 0800-026-0614
その他の国・地域:+81-422-40-8122(コレクトコール)
※上記の電話番号は変更される場合があります。最新の情報はJCB公式サイトでご確認ください。
現地でのJCBカード活用術
海外旅行中にJCBカードを賢く使いこなすためのポイントをご紹介します。
1. 現地通貨で決済する
海外でカード決済する際、「円で支払いますか?現地通貨で支払いますか?」と聞かれることがあります。これは「ダイナミックカレンシーコンバージョン(DCC)」というサービスで、円で支払うと為替手数料が上乗せされることが多いため、基本的には現地通貨での決済を選びましょう。
アジアや一部のヨーロッパの主要都市にあるJCBプラザでは、日本語で観光情報を得たり、レストランの予約代行サービスを利用したりできます。特に現地の穴場スポットやおすすめレストランなど、旅行者ならではの情報を得られるので、旅行の質を高めるために積極的に利用しましょう。
また、JCBプラザではインターネットやFAXの無料利用、荷物の一時預かりなどのサービスも提供されています。急な予定変更や連絡が必要なときに便利です。
3. 特典優待を積極的に利用する
JCBカードには、海外の提携レストランやショップで割引を受けられる特典が多数あります。JCBの公式サイトや専用アプリで、旅行先での優待情報を事前にチェックしておくと、思わぬ特典に出会うことがあります。
例えば、ハワイでは「JCBハワイガイド」を活用すると、現地の人気レストランやお土産ショップで特別割引を受けられることがあります。
4. 複数のカードを持参する
JCBカードは国際ブランドとして世界中で利用できますが、地域によっては利用できない店舗もあります。特にアメリカやヨーロッパでは、VISAやMasterCardの方が受け入れられる店舗が多い場合があります。不測の事態に備えて、異なる国際ブランドのカードを複数持参すると安心です。
5. 海外ATMで現地通貨を引き出す
多額の現金を持ち歩くのは危険です。必要な分だけJCBカードで現地のATMから現地通貨を引き出すことで、両替手数料を節約し、セキュリティリスクも減らせます。ただし、海外ATMでの引き出しには手数料がかかるため、一度に必要な分をまとめて引き出すと効率的です。
ATMを利用する際は、周囲の安全を確認し、できれば日中に人目の多い場所のATMを選びましょう。
現地でJCBカードを安全に使うためのヒント
- カード利用時は常に目の届く範囲で決済してもらう
- 暗証番号は他人に見られないよう注意して入力する
- 不審なATMや端末は使用しない
- 決済後は必ず利用明細を受け取り、金額を確認する
- カードの利用履歴を定期的にチェックする(スマホアプリなどで確認可能)
- 不審な請求があれば、すぐにJCBカスタマーサービスに連絡する
おすすめのJCBカード別特典比較
海外旅行によく行く方におすすめのJCBカードとその特典をご紹介します。ご自身の旅行スタイルや予算に合ったカードを選びましょう。
カード名 | 年会費(税込) | 海外旅行保険 | ラウンジ特典 | その他特典 |
---|---|---|---|---|
JCB一般カード | 初年度無料 翌年以降1,375円 | 最高2,000万円 (利用付帯) | なし | 手荷物宅配優待 JCBプラザ |
JCBゴールド | 11,000円 | 最高5,000万円 (自動付帯) | 国内主要空港ラウンジ | 空港宅配無料 JCBプラザ トラベルデスク |
JCBプラチナ | 27,500円 | 最高1億円 (自動付帯) | 国内外空港ラウンジ (プライオリティ・パス) | コンシェルジュ プラチナ優待 手荷物無料配送 |
JCB CARD W | 永年無料 | 最高2,000万円 (利用付帯) | なし | 還元率1.0% JCBプラザ |
旅行頻度別おすすめカード
年に1回程度の海外旅行なら
「JCB CARD W」または「JCB一般カード」がおすすめです。年会費が無料または低コストで、基本的な海外旅行保険が付帯しています。ただし、保険は利用付帯のため、旅行代金の一部をカードで支払う必要があります。
年に2〜3回程度の海外旅行なら
「JCBゴールド」がおすすめです。年会費はかかりますが、自動付帯の海外旅行保険や空港ラウンジの利用、手荷物宅配無料サービスなど、便利な特典が多数あります。旅行の快適さを重視する方に適しています。
頻繁に海外旅行をする方や長期滞在なら
「JCBプラチナ」がおすすめです。充実した海外旅行保険と世界中の空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パスが付帯しています。専任コンシェルジュによる旅行サポートなど、プレミアムなサービスを求める方に最適です。
よくある質問
Q1: JCBカードは海外ではどこでも使えますか?
A1: JCBカードは世界中で利用できますが、地域によって加盟店の数に差があります。アジア地域では幅広く利用できますが、アメリカやヨーロッパの一部地域では利用できない店舗もあります。主要な観光地やホテル、大型ショッピングモールなどでは概ね利用可能です。不安な場合は、複数の国際ブランドのカードを持参すると安心です。
Q2: 海外旅行保険の「自動付帯」と「利用付帯」の違いは何ですか?
A2: 「自動付帯」はカードを持っているだけで保険が適用されます。一方、「利用付帯」は旅行代金の一部(公共交通機関の料金など)をそのカードで支払った場合にのみ保険が適用されます。JCBゴールド以上のカードは自動付帯が一般的で、一般カードやJCB CARD Wなどは利用付帯となっています。
Q3: 家族も海外旅行保険の対象になりますか?
A3: カードによって異なります。一般的にJCBゴールド以上のカードでは、本会員と生計を共にする配偶者や子供も保険の対象となることが多いですが、補償金額は本会員より低く設定されていることがあります。詳細は、お持ちのカードの保険内容を確認してください。
Q4: 空港ラウンジは同伴者も利用できますか?
A4: 同伴者の利用条件はラウンジによって異なります。国内の空港ラウンジでは、同伴者は有料(約1,000円程度)での利用となることが多いです。JCBプラチナ会員向けのプライオリティ・パスでは、同伴者も無料で利用できる場合があります。利用前にJCB公式サイトで各ラウンジの条件を確認するとよいでしょう。
Q5: 海外でJCBカードを紛失した場合、どうすればいいですか?
A5: すぐにJCBの海外緊急デスクに連絡して紛失の届け出をしましょう。24時間365日対応しており、カードの利用停止手続きや、緊急キャッシングサービスなどのサポートを受けられます。国によっては警察への届け出も必要です。また、盗難の場合は旅行保険の対象となることもあるため、状況をしっかり記録しておきましょう。
まとめ
JCBカードは海外旅行において非常に便利なツールです。海外旅行保険や空港ラウンジの利用、手荷物宅配サービス、JCBプラザでのサポートなど、様々な特典を活用することで、より安全で快適な旅行を楽しむことができます。
旅行前の準備として、カードの特典内容を確認し、緊急時の連絡先を控えておくことが大切です。現地では賢くカードを使い、安全に管理することを心がけましょう。
自分の旅行スタイルや頻度に合ったJCBカードを選ぶことで、旅行のたびに特典を最大限に活用できます。特にアジア地域への旅行が多い方は、JCBカードの恩恵を大いに受けられるでしょう。
次の海外旅行では、このガイドを参考にJCBカードをフル活用して、より充実した旅をお楽しみください。素晴らしい旅の思い出づくりにJCBカードがお役に立つことを願っています。
※本記事は2025年3月時点の情報に基づいています。サービス内容や条件は変更される場合がありますので、最新情報はJCB公式サイトでご確認ください。
※記載されている保険内容やサービス内容は一般的な情報であり、カードの種類や契約内容によって異なる場合があります。詳細は各カードの利用規約をご確認ください。
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